犬がかかる病気で、命を落とすこともあるフィラリアですが、
いったいどのような病気なのでしょうか?
フィラリアの感染はどの様にして起こるか?その予防法についてご紹介します。
・フィラリアの感染とは
フィラリアは寄生虫の一種で、蚊によって媒介されます。
フィラリア幼虫を持った蚊にさされることで、幼虫が犬の体内に入り、感染します。
別名を「犬糸状虫」と呼ばれ、体内に入り込んだ幼虫は、
犬の心臓や肺に寄生し成虫となります。
この段階でフィラリア症を発症したことになり、放っておくと死に至るケースも多い怖い病気です。
その症状は、全身に血液が行き渡らなくなり、全ての臓器が機能低下を起こし、
横断や貧血などが見られ、呼吸困難を引き起こすこともあります。
・フィラリアの予防法と費用はいくら?
一般的に、フィラリア予防薬で予防をしますが、
実際には予防ではなく、フィラリアの幼虫を駆除する薬になります。
幼虫が犬の心臓にたどり着き、フィラリア症を発症する前に駆除する為の薬です。
予防薬を使用する時期は、蚊が飛び始めるころから、冬に入るころまでは必要です。
本州では、5月頃から12月頃まで、
一年を通して気温が高い地域である沖縄は、一年中使用することをオススメします。
このフィラリア予防薬には、錠剤・チュアブル・スポット・注射などの種類があり、
使用する犬に合わせて選ぶことができます。
予防薬は店頭やインターネットで購入することも可能ですが、
できれば、動物病院で血液検査をして、フィラリア感染をしていないかを確認後の使用が望ましいです。
犬の体重で分量が変わりますし、どの薬を選ぶかにより費用も変わってきますので、
かかりつけの動物病院に相談をすることをおすすめします。
フィラリア予防をしっかりとしておくことで、大切な愛犬を守ることができますね。