犬や猫など可愛いペットにマダニが寄生してしまったら、
どのような事が起こるのでしょうか?
マダニ被害は犬や猫の問題だけではなく、飼い主にもさまざまな問題を及ぼします。
正しい対策をして、ペットをマダニから守るようにしましょう。
マダニとは、8本脚からなる節足動物で、動物に寄生する機会を待ちながら、
草むらなど自然環境の中で生活をしている生き物です。
マダニの唯一の栄養源は動物の血液ですが、血液を吸うだけでなく、
血を吸う時に血液が固まらないように、マダニ自身の唾液を皮膚に注入します。
その唾液の中に、アレルギーを引き起こすものや、
細菌やウィルスなどの病原体が潜んでいて、その中に人にも感染するものが混じっています。
また、マダニの唾液中には皮膚組織を破壊する物質が含まれている為、
非常に痒みが発生し、噛まれた動物が掻き毟ることにより、ひどい皮膚炎を引き起こします。
マダニの口には逆さ向きのトゲがあるため、
一度差し込むと中々抜けず、ペットにマダニが食いついている場合、
無理に取ろうとするとマダニの口だけが皮膚に残ってしまい、これも皮膚炎に繋がります。
ペットの犬や猫にマダニが食いついているのを発見した場合、無理に取ろうとせずに、
動物病院で処置をしてもらうことで、ひどい皮膚炎にならずに済みます。
また、ドッグランやお散歩で草むらなどに入ることが多い犬や、
空き地や草むらに入ることが多い猫には、
普段から駆除薬を投薬することで、マダニの被害から守ることが出来ます。
一般に店頭などで売られているものには、効果に限界があるものや持続性のないものが多くあります。
動物病院で扱っているもので、ペットに合った駆除薬を投薬する方が、
はるかに効果が高く、マダニからペットを守るには安全な方法ではないでしょうか?