犬にお手やお座りを教えるのは、芸ではなくしつけと考えることができます。
特に、「お座り」や「待て」を教えることは、大切なしつけで、
「待て」が出来ることにより、危険なことから犬を守ることも可能です。
しかしながら、打たれると死んだ真似をして見せてみたり、
チンチンをしてちょうだいのポーズをするなどは、
その可愛らしさで人間を喜ばすこともできますので、言わば芸の一種と言えますね。
ではどの犬でも、教えればこのような可愛い芸ができるようになるのでしょうか?
その芸の内容によっては、得意不得意はありますが、どの犬種でも芸を教えることは可能です。
犬に芸を教えるのに大切なことは、教える飼い主と犬の信頼関係です。
覚えないからと体罰をしたり、長時間同じ繰り返しをさせるなどの行為は、
犬にとって苦痛以外のなにものでもなく、芸を覚えることが嫌いになります。
飼い主のことも嫌いになる場合も、少なからずあると考えましょう。
少しでも、教えたことが出来た場合には、大げさすぎるほど褒めてあげてください。
その時に、大好きなおやつをご褒美にあげることも効果的ですね。
ただし、おやつの与えすぎは肥満の元になりますので、
カロリーの低いおやつを使用するようにしましょう。
★芸を教えるポイント★
・教える芸は1つずつにすること。
一度に複数を教えると、犬は混乱します。
・命令は統一する。
家族間で話し合い、命令を統一しましょう。
・無理はさせないでおく。
無理強いをして、芸をすることを嫌いにさせないようにしましょう。
教える時間は短めにしてください。
大好きな飼い主との遊びの中で覚える芸は、犬にとっても楽しいものです。
是非、楽しく芸を教えて、可愛い愛犬の芸で癒されましょうね。