小説・映画でおなじみのハリーポッターに登場するフクロウを見て、
日本でもフクロウを家で飼いたいと、考える人が増えてきています。
一般的な犬や猫を飼うよりもはるかに注意することが多く、
本当に、責任を持ってフクロウを飼えるかを再度確認してみる必要はあります。
しかしながら、フクロウの魅力に魅せられてどうしても飼いたい!
という場合の注意点をご紹介したいと思います。
・フクロウは「猛禽類」(もうきんるい)
フクロウは、他の生き物を捕食する「猛禽類」で、飼育することは簡単なことではありません。
フクロウの売買にはワシントン条約が関係し、
日本産のフクロウを捕獲や飼育をすることは禁じられています。
その為、海外から正式な手続きで輸入されたものや、それらを繁殖したもののみ飼育が許されています。
・フクロウの餌と住まい
フクロウの餌は新鮮な生肉です。
ラット・ひよこ・ウズラなどの初生雛を一口大のサイズに切って与えます。
一口大に切る作業ができなければ、フクロウを飼うことは難しいと考えましょう。
頭部や内臓などの処理が出来ない場合、処理済みのものを使用する方法もありますが、
どちらにしても生臭いニオイを我慢する必要があります。
中には昆虫を食べるフクロウもいますので、フクロウが好む餌を見つけるようにしましょう。
フクロウには、ゲージを準備してあげることが必要です。
ゲージの大きさは、そのフクロウの個体差もありますので、
小さすぎるとストレスを感じることが多いので、
水浴びのスペースを考えて広めのものを準備しましょう。
・その他の注意点
フクロウは基本的に人に懐く生き物ではありません。
寿命は約10年で、健康を維持するためには、サプリメントを与えることも必要となる場合があります。
病気や怪我をした場合に、診てもらえる動物病院を探しておく必要がありますし、
初めて飼う場合は、フクロウについての知識を持つ知人などがいれば安心ですね。
最後まで飼い続けることができるのかをよく確認した上で、
フクロウをペットとして迎え入れるようにすることが大切ですね。