可愛かった愛犬も、年月を過ごすと老犬と言われる年齢になります。
人と同じように、おじいちゃんやおばあちゃんになったと考える必要があります。
若かったころとは、生活のスタイルを変えて、世話の仕方や食事の内容も見直す必要がでてきます。
さてさて、犬は何歳からを老犬と言われるのでしょうか?
人よりも早く歳を取っていく犬は、
犬年齢で65歳くらいからを老犬の仲間入りと考えておくと良いでしょう。
小型犬であれば生後11~12年目、
大型犬であれば、8~9年目ですね。
老犬になると見られる行動と言うものがあり、食欲の低下はどの犬にも起こりますし、
痴呆の症状である、徘徊やトイレの失敗などの症状が出てくる犬もいます。
夜中に悲しそうに鳴き声を上げる犬もいますが、体に何らかの痛みがある場合と、
不安を感じて鳴いている場合もあります。
もし、不安を感じているのであれば、
可能な限り一緒にいてあげること、添い寝をしてあげるなどの方法をとってみましょう。
また、消化機能の低下も始まりますので、シニア犬用のフードに変えてあげることも方法のひとつです。
老犬になっても、食べることが楽しみな犬も多いです。
できるだけ、好きなおやつを少量あげてみるなど、食欲が湧くように心掛けてあげましょう。
この頃になると、さまざまな病気に掛かりやすくなります。
日頃から気にかけておき、普段と違う様子を見せたときや、
体調が悪い場合、すぐにでも動物病院で診察をしてもらいましょう。
老犬は分離不安になる場合も多く、飼い主と離れることに不安を感じます。
時間があるときはなるべく、一緒に過ごすようにしてあげましょう。
老犬と暮らすことは楽なことではありません。
しかし、これまで楽しい時間をくれた愛犬には、
最後まで幸せな時間を過ごして欲しいと願うのは、どの飼い主も同じではないでしょうか?